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箱根の温泉リゾートDX、社員食堂にて"顔パス"決済を実証
ウィズ(ポスト)コロナを見据え、新たな顧客価値創造の検討を進めているという。藤田観光は今月11日、同社が経営する箱根小涌園において、同日から6月30日まで顔認証を活用した「手ぶら社食」の実証実験を行うと発表した。社員食堂の運営受託を行うセンダン、顔認証決済サービス「BioPay」を提供するグローリーとともにこれを行う。
「天悠」を旗艦とし、「三河屋旅館」、「美山楓林」といった宿泊施設と共に昨年20周年を迎えた日帰り温浴施設「箱根小涌園ユネッサン」にてお客さんを魅了している。来年7月には、箱根ホテル小涌園を開業する予定で、合わせて「箱根小涌園ユネッサン」もリニューアルし、食事やアクティビティ等の機能を充実させ、エリア全体の活性化を図る。「箱根小涌園」は、一度の滞在では時間が足りないほど楽しんでもらえる温泉リゾートに生まれ変わる。
そこを訪れる人、そこで働く人、すべての人の現在および将来の安心安全のためにも実施する。今回の実証実験では、箱根小涌園の社員食堂で「BioPay」を従業員が体験し、これからのデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を視野に、顧客にとっての利便性などを検証する。
センダンは"手づくり"にこだわった社員食堂や各種施設での給食事業サービス、レストラン運営を行っていて、ホスピタリティの精神で快適な食環境を充実させるために、多種多様な食のニーズに応えている。また、世界規模でソリューション展開し、多様な決済手段を顧客に提供しているグローリーは、認識・識別、メカトロといったコア技術のさらなる研鑽とオープンイノベーションの推進により、次代に求められる価値を創造し、社会の発展に貢献していくという。