情報通信
1kmメッシュの積雪予報・実況データを屋外作業や物流の安全へ繋ぐ
そこで、ウェザーニューズは、60時間先までの1時間毎の積雪予報と10分毎のリアルタイムな解析積雪深の実況データのAPI提供を始めた。気象データと最新技術の活用によって企業のDXを推進し、ビジネス課題を解決する気象データ提供・分析サービス「WxTech®」において、日本初となる高解像度――1kmメッシュ 積雪予報・積雪実況データの販売を今月23日に開始した。
同社では独自の積雪観測網や、スマホアプリ「ウェザーニュース」ユーザーから寄せられる積雪の報告を用いることで、1kmメッシュの高解像度な解析積雪深の実況データを生成し、その実況データをAIを用いた独自予測モデルに反映することにより、高精度予報を実現している。積雪データはクラウドを経由してAPIで提供されるため、利用企業は緯度経度を指定するだけで所要地点、全国の拠点や作業現場周辺のデータを簡単に取得できる。
システム連携が容易であり、約1km四方の高解像度で実際の現場により近いデータを取得して、早期対策に役立てられる。API提供される積雪データは、企業ユーザーが自社システムに組み込むこともできる。工事現場における作業員の安全対策や作業計画の調整、物流の配送遅延リスクの早期把握、スコップなど雪の日に売れやすい商品の需要予測、従業員の出社控えや転倒への注意喚起など、様々な雪害対策に活用して欲しいという。
ウェザーニューズは高解像度かつ高精度な積雪データを提供し、企業・団体における機先を制する大雪対策をデジタル転換(DX)技術にて支援。そうして、車の立ち往生や事故の低減、商品の安定供給などに貢献していく構えだ。