RPA運用/ソフトウェアロボットの障害を監視し予防する

人がする定型業務をソフトウェアロボットによって自動化する。ルールエンジンや機械学習・AI技術を活用した「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」は、国際的に生産性が低いと評されている日本において、およそ5年前から、いち早く業務革新に取り組む企業にて導入が始まった。

働き方改革の掛け声とともにその市場は膨らみ、その導入の勢いは今も盛んである。ロボティクスの活用が競われ加速している感もあり、いざRPAを導入してみたものの、「ロボットが増加していくにつれて稼働状況を把握することが難しい」「エラー発生から検知・リカバリまでに時間がかかる」などといった課題に直面。RPAを安定して運用できず、社内でのRPA定着・利用拡大に至らなかった企業も少なくないという。

NECソリューションイノベータは今月21日、企業におけるRPA運用の安定化・効率化・定着化に向けて、障害監視や障害予防などの機能を搭載した「NEC RPA運用ロボットサービス」の提供を開始した。同サービスは、RPAツール(現時点ではUiPath)運用時の監視やエラー検知などのルーティン業務に対応した運用ロボットを活用することで、RPA運用を支援するものだ。

その第一弾として、早期に異常検知を支援する「障害監視運用ロボット」、日々のメンテナンスを支援する「障害予防運用ロボット」を提供する。そして2022年度には、RPAの稼働状況を可視化する「見える化運用ロボット」を提供予定だという。同社は、RPAを通じて業務の自動化を支援することで、人手による業務負荷を低減するとともに、生産性の向上、働き方改革を支援し、様々なDX推進に貢献していくとして――

上記新サービスの詳細を1月27日開催予定のウェビナー「ロボット増加が招く、RPA運用トラブル事例 ~障害監視の負荷軽減や運用ノウハウ・人員不足を解消する方法~」にて紹介する。