女性の活躍を一層推し進める、復職支援ポータルを社内実証

経営戦略としてダイバーシティ&インクルージョンを推進する企業が増えている。近年その中でも、働く女性のキャリア形成および出産・育児支援は、女性活躍推進法が改正されるなどして、多くの人から注目されている。

そこで、1975年来育児休業制度を有する当社は、社員にヒアリングしつつ同制度の充実を図っている。今年5月〜6月に実施した「女性のキャリアと仕事と生活の両立に関する意識調査」(女性社員1,029名、管理職269名)では、自己キャリアの中断なしに仕事と家庭を両立していくために、出産・育児休暇からの復職をできるだけスムーズに行いたいとの意見が多く寄せられ、これからの女性活躍推進における重要ファクターになることがわかったという。

インテックは、ダイバーシティ&インクルージョン施策の1つである女性活躍推進をより活性化するため、産休・育休からの復職を支援するポータルサイトの実証実験を来年1月~3月に実施する。社内環境のポータルサイトを利用し、産休、育休を経験したことのある同社社員とその上司や同僚を被験者とし、スマホやPCから産休・育休に付随する各種申請手続き、社員同士の交流や、復職支援のためのe-ラーニングや1on1面談などを行う。

産休、育休中に必要な会社とのやり取りについて専用ポータルサイトを使用して、円滑かつセキュアな環境で行えることを検証する。今回の実証実験の結果をもとにポータルサイトの改修を行い、自社での運用を開始する。また、リアルな社員の声を反映してさらなる機能拡張を行い、「ワイヤレスDX」ソリューションのひとつとして22年度中に一般提供を開始する予定だという。

一人ひとりが働きやすい職場環境を整えることが、働く女性のキャリア形成の真の支援に繋がるとの信念を持ち、ダイバーシティ&インクルージョンを推し進めていく。同社は、上記調査結果及びポータルサイト像をBizコラムで公開している。