人事業務DX、一斉雇用や定期雇用の契約をセキュアにまとめて処理

コロナ禍によって「脱はんこ」が急進した。日本でも様々な仕組みのデジタル転換(DX)が本格化し、たとえば契約はペーパーレスでいった取り組みが拡大しつつある。

今年1月に地方自治法施行規則の一部が改正(29日付官報)され、電子契約における電子署名は、当該電子署名を行った者を確認するために必要な事項を証する電子証明書(2種のいずれか)と併せて送信されるものに限るとされた。極めて高いセキュリティと本人性の担保が第一であることは法人市場も同様で、それらを実現する電子契約サービスが注目されている。

昨今、当社のサービスで利用が増えているのが、雇用契約書・業務委託契約書・誓約書・覚書など、人事関連の電子契約だ。「毎年更新する2,000名のトレーナーとの契約を一日で完了させたい」「3ヶ月ごとに書面で締結する約800名とのアルバイト雇用契約を電子化したい」「新卒社員100名分の雇用契約を一斉送信で」といったニーズが増加傾向にあるという。人事担当者の業務効率化や契約時間短縮につながる――

人事DXを推進する。GMOグローバルサイン・HDは電子契約サービスの新プラン「電子印鑑GMOサイン for 人事DX」を今月15日に提供開始した。同プランは新潟県三条市全国初採用した民間e-契約サービス「電子印鑑GMOサイン」の標準機能"契約印&実印プラン"に、人事担当者からの需要大だったオプション機能"IPアドレス制限""画像添付(身分証添付)"をセットにしたものだ。

これを活用すれば大人数との一斉雇用契約や、定期的な雇用契約の一括処理等をオンラインで安全・便利に完結できる。上記新プランは、「個人事業主との契約が多く、本人性を担保しておきたい」「雇用契約など重要な内容を取り扱うためセキュリティ面を強化したい」「一度に数千人規模の契約を締結する」「毎月アルバイト雇用契約などの締結業務がある」顧客に最適だという。