日本市場で先駆的クラウドストレージサービスを提供する

情報を制するものは世界を制する。古来そう言われ、コンピュータがポケットに収まるようになった現代社会においては、情報とはビッグデータのことであり、日本でも、あちこちから集約されてこれからも増え続けるそれを自在かつ確実に格納し、素早く処理して活用することが求められている。

ビックデータへの需要にフレキシブルに対応すべく、DISとWasabiジャパンは、アジア太平洋地域で初となるディストリビューター契約を締結した。同契約に基づき、米国Wasabi社の先駆的なクラウドストレージの提供を今月8日に開始した、DISは、Wasabiクラウドストレージと、バックアップソフトウェアやアプライアンスを組み合わせて提供する。顧客が手頃な価格でクラウドストレージを導入し、高信頼バックアップ環境を確保できるよう支援する。

Wasabiの顧客基盤は、災害対策や事業継続計画、アーカイブ、監視カメラ映像、医療用画像、科学研究、教育、ゲノム、AI/MLデータレイク、ブロックチェーン、メディア、政府機関のデータに至るまで、多彩なデータを保存していて、世界中で飛躍的に拡大している。ユーザーは同ストレージにデータを格納することで、予測不可能なデータダウンロードとAPIリクエストを排除し、一般的なクラウドストレージサービスよりも大幅な節約が期待できる。

多くのデータをより少ないコストで保存することが可能となり、その分の時間と投資を他の主要な目的に集中させることができるという。両社はまた、日本市場での認知度を高め、パートナーの獲得を目的としたDISイベントへの参加や、新しいパートナーにソリューションを紹介するためのトレーニングなど、共同でのマーケティング活動を予定している。

クラウドの有用性とコスト効率性に関するユーザーの理解促進と、バックアップ領域に留まることなくデータに関連する様々な課題の解決に向けて協力していくという。