ワーケーション適地、コリビング拠点で利用できるカーシェアは少ない。ワーケーションユーザーは生活の足を確保しづらい。一方、個人間カーシェアリングは、企業が営利目的で運営する仕組みでは採算が合わない地方でも、交通課題を解決できる可能性があるという。
LIFULLとDeNA SOMPO Mobilityは協業し、前者が運営している「好きな場所でやりたいことをしながら暮らす生き方をともに実践することを目的としたコミュニティ『LivingAnywhere Commons』」の3拠点で、後者が運営している「累計登録台数20,000台(1,000車種)以上かつ累計登録会員50万人以上の個人間カーシェアサービス『Anyca』」を活用したワーケーションユーザーの移動実態を把握する実証実験を今月20日より行う。
今回、LivingAnywhere Commons会津磐梯、同伊豆下田、同八ヶ岳北杜に各1台配置したLIFULL所有車両――ダイハツ「ミライース」をAnycaに登録(共同使用契約。車両#42223・41974・42715)し、Anycaアプリにて800円/日でそれらを利用する人たちの動向やニーズ、そして収益モデルの調査を行う。
このたびの実証実験を通じて、かたや、ワーケーションを目的に長期間滞在する上記コミュニティ会員の移動頻度や実態をつかみ、ワーケーションユーザーにとっての利便性や快適性の向上に寄与するサービス展開を目指す。また一方は、長期的にその土地で生活するワーケーションユーザーの生活の足として利用できるサービスの展開と、上記コミュニティのユーザー満足度向上を狙うという。