MaaS×IoT、通信型ドラレコで新たなテレマティクスサービスを

あらゆるモノがネットにつながる「IoT」が暮らしや社会インフラに広がりつつある。昨今、自動車にはモバイル通信技術と情報処理技術を組み合わせた仕組み、通信と情報科学による「テレマティクス」が搭載されていて、それらは移動手段のサービス化(MaaS)でも重要な技術となっている。

今月18日、NSWは、モビリティ機器や利用者の動態情報を地図上でリアルタイム管理するNSW-MaaSプラットフォームをベースに、通信型ドライブレコーダーと連携したIoTテレマティクスサービス「Drive Tracer」の提供を開始した。この新サービスは様々な通信型ドラレコと連携でき、車両の運行情報を一元管理し、その情報を基に危険運転事象のリアルタイム検出やドライバーモニタリングなどを可能とする。

安全管理系の各種業務・サービスのDX実現を支援するクラウド型ソリューションであり、ユーザーの運用に応じて、車両管理や点呼、健康管理などすでに活用しているシステムとの連携や、独自のフリートマネジメント(業務車両の適切・運行管理)システムの構築など、カスタマイズにも柔軟に対応する。

Drive Tracerは、「車両の現在地や運行状況、運転情報を取得して一元管理」「位置情報を地図上にプロットし車両の軌跡を可視化」「通信型ドライブレコーダーで取得可能なイベント(例:急ブレーキ、急加速など)の発生場面における動画確認が可能」「ドライバーモニタリングによる安全運転支援」「運転分析や運転日報などの機能追加が可能(オプション)」「簡単な操作と使いやすくストレスのない管理画面」といった特長を備えているという。

同社は今後もNSW-MaaSプラットフォームをベースとした各種サービスを展開し、安心安全な運行と効率的で利便性の高い車両運行管理業務をサポートしていく構えであり、上記新サービスを「CEATEC 2021 ONLINE」で披露する。