1kmメッシュで乾燥度を予測、APIにて各種サービス開発が可能に

今年は10月中旬〜下旬にかけて天気がぐずついたのち、10月末以降から秋晴れが続き、広い範囲で空気が一気に乾燥していく予想だ。秋は暖房の使用によってさらに湿度が低下するため、肌トラブルやかくれ脱水に注意が必要だという。

ウェザーニューズは7日、企業のDX推進とビジネス課題解決に寄与するWxTech®サービスにおいて、「乾燥指数API」の提供を開始した。同APIは、1時間ごとの乾燥レベルを絶対湿度をもとに独自に指数化し、1kmメッシュの細かさで提供。72時間先までの乾燥レベルを"しっとり" "やや乾燥" "乾燥" "カラカラ" "超カラカラ"の5段階で予測する。

今回のサービスは、業界最高解像度での予測を提供できる点が最大の特長である。クラウド経由でAPIを提供し、企業システムとの連携を容易にする。化粧品/アパレル/飲料/家電/小売など市場のニーズに合わせて様々な用途――乾燥するタイミングに合わせた商品の広告出稿やサンプリング・クーポン配布などの販売促進、マーケティング戦略の立案、満足度向上の取り組み、加湿器などの製品開発やアプリのサービス開発――に活用できる。

既にアパレルメーカーで導入が始まっていて、今後はアプリ上で乾燥する日は静電気が起きにくい服装をレコメンドするなど、乾燥レベルに合わせた商品やファッションコーディネートのレコメンドに活用される予定だという。同日、累計2,600万ダウンロードの天気アプリ「ウェザーニュース」の「天気連動広告」サービスでも1kmメッシュの乾燥指数の取り扱いを開始する。

「天気連動広告」は、業界一の高解像度気象データと、ユーザーインサイト(位置・利用情報)をもとに、現在地の気象状況に応じた広告を同アプリ内で自動配信できるサービス。乾燥レベルによって商品広告のクリエイティブを出しわけたり、乾燥が予想されるエリアに限定して広告を展開することが可能だという。