ヒューマンエラーリスクと安全行動を簡単に見える化する

人は間違える生き物である。IT(情報技術)が多様な仕組みに浸透し、産業・社会・市民生活がより良い方向に転換されていっても、それらを設計・構築運用したり、ロボットやAI等を業務利用したりするのは人間であり、あらゆる業種業態およびタスクにおいて、ヒューマンエラーへの備えは必須である。

安全性向上のためには一過性の取り組みではなく、継続的な取り組みが求められるという。その企業はこれまで、Daigasグループにおけるヒューマンエラー調査、設備保全技能の可視化、危険予知活動など行動観察調査により、安全性の向上に貢献してきた。安全分野における行動観察調査の実績は過去10年間に140プロジェクトを超え、十分な実績とノウハウを蓄積している。

そこで従来蓄積してきた現場保全、安全行動ノウハウをベースにアンケートの設問や評価軸を作成している。今回発表するパッケージにより、多くの企業へ、安全文化の醸成のための気づきとして貢献できることを願っているという。オージス総研は、工事や現場作業などの業務に関する安全性の評価診断を目的とした「安全性診断パッケージ」を10月11日に提供開始する。

これにより、安全性の度合いを可視化することで、まずどこに取り組んでいくかの方向性を検討できる。安全性診断パッケージは、【現場作業者の実調査を基にしたアンケート設問】行動観察調査による現場作業起点の評価項目、診断内容、【30設問程度の簡易回答】現場作業中におけるアンケート回答を想定した簡易な診断ツール、【オンライン(Web)アンケート対応】PCとスマートフォンに適用でき、現場作業者の回答がしやすい――

といった特徴を備えている。対策の実施後再度診断をすることで、対策の効果を測り、さらに次を検討する、継続的な取り組みの流れをつくれるという。新サービスの内容や導入・活用方法などは、同日開催の説明会にて紹介される。