IoTサービスをノーコードで、パブリッククラウドにて立ち上げる

あらゆるモノがネットにつながるIoTはAIなど先進的IT(情報技術)とともに、スマート社会の実現や第四次産業革命に資するものとされている。昨今、様々なしくみのデジタル転換が叫ばれている日本ではあるが、ITエンジニアやプログラマーの不足はそれら新たな仕組みの導入・展開の足枷となっている。

文科省が推進する「プログラミング教育」や「GIGAスクール構想」の効果が日本社会に現れるのはこれから10年後?。ドッグイヤーで技術革新が進むITの世界で今やること、ユーザ企業等がやらねばならないことは――。

9月28日、NSWは、同社のIoT構築ノウハウとIoTプラットフォーム「Toami」を活用し、Microsoft Azure上に、より簡単・スピーディにノーコードでIoTサービスを立ち上げられる「Toami Lite」の提供を開始した。Toami Liteは、データの収集や蓄積、アラート通知やデータのCSV出力などIoTクラウドサービスとして必要な一通りの機能を標準装備している。

アナログメーターやデジタルメーターによるリアルタイム情報表示、表や時系列グラフなどの履歴表示が可能で、ユーザは直感的な操作でデータ連携と配置ができる。20種類以上の汎用的なガジェットを使用することで開発の手間や費用を削減し、申込み後すぐに最適なIoTサービスを利用できる。

そのクラウド基盤として採用したMicrosoft Azureは、信頼性が高く安定性に優れており、Linuxなどオープンソースソフトウェアにも対応している、開放的なパブリッククラウドサービスだという。NSWでは今後、IoT HubAzure AIなどのAzure PaaSとの連携も視野に拡張性の高いサービス提供を目指す。と同時に、収集したデータの活用及び分析をすることで、顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)実現を支援していく考えだ。