ローカル5G×キャリア5Gのサービスによって新デジタル社会を拓く

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行し、ウィズコロナの時代となった。いま、各地では、人と人が接触しコミュニケーションすることが難しい状況の中、持続可能な社会システムの構築や、デジタル活用の動きをさらに加速させることの重要性が高まっている。さらに――

グローバルな気候変動に対応するため、人・モノ・サービスをリアルタイムに繋ぐことでエネルギーの効率的な利用や廃棄ロスの軽減などを実現し、企業や自治体の脱炭素化、環境・社会課題の解決に貢献することも急務である。それら社会課題の解決や社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援する、5G(参考:総務省「令和2年情報通信白書」)を基盤とした新しい体験型価値やサービスを提供していく構えである。

富士通KDDIは、新たなデジタル社会の実現と5Gベースのビジネス共創に向けて、ローカル5Gau 5Gの技術を活用し、新たな顧客体験価値の創造や社会課題解決に資するサービスの実現を目的とするパートナーシップを締結した。

両社は9月28日より、①ローカル5Gとau 5Gを相互連携する「5G Service Platform」実現に向けた技術実証、②リアル空間とバーチャル空間を融合したBtoBtoXサービスの共創、③それぞれが運営する「ローカル5Gパートナーシッププログラム」と「KDDI 5Gビジネス共創アライアンス」への相互参加による、パートナー企業とのエコシステムの構築に取り組んでいく。

上記各技術を連携しBtoBtoXのサービスを全網羅的に繋ぐ同プラットフォームを介して、ショッピングモール・ジム・レストランなどのリアルな場所での体験がバーチャルによって拡張される世界の実現を目指す。コンシューマー向けビジネスを高度化させたい企業、街や施設全体の価値向上をめざす企業、自治体などに、同プラットフォームを提供する予定だという。