中堅企業DX、スマホから電子申請・承認もリモートで

IT(情報技術)を活用して各種業務のしくみなどをより良くしていく。デジタルトランスフォーメーション(DX)が様々な企業で検討されている中、働き方改革の文脈でそろりと始まっていたテレワークは、コロナ禍によって一気に標準化されたが、部門や組織規模によってはその導入が難しいものとなっている。

9月27日、MJSは、スマートフォンから申請・承認手続きを可能とし、同社製の中堅企業向けERPシステム「Galileopt NX-Plus」とリアルタイムでデータ連携するクラウド(SaaS)型ワークフローサービス「MJS DX Workflow」の提供を開始した。これにより、各種申請・承認手続きにおける従業員の利便性向上、人事総務、経理部門の業務効率化を推進し、中堅企業の働き方改革を支援するという。

同サービスはいつでも、どこからでも従業員が利用できる。直感的に使える操作性を考慮したインターフェースで、交通費・出張費などの経費精算、住所変更、稟議等諸届の申請、得意先・仕入先登録(マスター登録)など、各種書類の申請・承認手続きをスマホから簡単に行える。当該ワークフローで申請・承認したデータは、上記ERPシステムと即時つながり、一気通貫での管理が可能になる。

顧客企業はサーバー構築等の作業を無くし、申し込み後、短時間で導入・利用できる。中堅企業向けERPシステム「Galileopt NX-Plus」の最新マスターが常に同期されるので、社員マスターや部門マスターなどの煩わしい2重メンテナンスは不要となる。申請データにはPDFファイル添付によるタイムスタンプ付与ができる。新サービスは、電子帳簿保存法のスキャナ保存(参考資料:国税庁PDF)にも対応している。

他の自社製ERPシステムとの連携も予定している。同社は、より幅広い層の顧客の業務のさらなる効率化と経営情報のスピーディーな把握をサポートしていく考えだ。