スマートシティ、AIカメラ29台で駅周辺を安心安全・快適に

公・民・学連携で街づくりを推進している。そのスマートシティは、昨年末時点で人口1万人を超えていて、今も発展を続けている。人口が増え、街の規模が大きくなるにつれて、駅前の混雑解消を望む声や、防犯や見守りに対する住民のニーズが高まってきているという。

柏の葉スマートシティにおいて、UDCKタウンマネジメント三井不動産は、柏の葉キャンパス駅周辺にエッジAIカメラを29台導入し、住民の安心・安全・快適な暮らしを提供する新たなエリアマネジメント活動を開始する。各種スマートシティ(内閣府解説)が注目される中、街区における今回の取り組みは国内最大規模だという。上記AIカメラはクリューシステムズが提供し、画像解析はニューラルポケットのAI画像解析技術を活用する。

「AIカメラによるリアルタイムかつ多様な画像分析から分析結果に基づくアクションまでを新たなエリアマネジメント機能として実装」、「AIカメラにて異常行動(倒れる、うずくまる、凶器所持等)、立ち入り検知、人流解析を実施予定」、「撮影映像はカメラ内蔵のAIによって即時分析され即時破棄。分析データは特定の個人を識別できないデータに加工し、個人のプライバシーを侵害するようなデータの取得・保管はしない」

物体認識と行動識別を組み合わせ、倒れる・うずくまるといった事象をどこからでも高い精度で検知する。凶器検知については、独自にCGシミュレーションを活用し多様なデータを学習させた物体認識により、夜間でも高いAI検知精度を実現する。今月から運用する、人流解析では、年齢性別判定や人数カウントを実施する。同じく今月より、雨天に伴うアクアテラスの増水時や夜間の立ち入り禁止帯などにおける人の立ち入りをAIカメラにて検知する。

警備員へメールが自動送信され、現場確認までの時間を短縮し事故防止活動を強化する。取り組みは来年4月より、異常行動検知をも網羅し本格化する。