ロボット開発用OSキットをマイコンに実装、組込型アプリ展開を加速

先進的なデジタル技術を用いて、データを軸に各種産業の様々な仕組みをより良くしていく。第四次産業革命が始まっている今、ロボットは、大量生産を担っていたファクトリオートメーションのそれよりも、一層広範かつ多彩な現場で、自ら判断するほどの活躍が求められている。

同革命のことが5年前の内閣府Webで解説されている。今月2日、ルネサスは、スペインのミドルウェア専門企業eProsimaと共同で、自社のRAマイコン用評価キット「EK-RA6M5」がmicro-ROSの公式ハードウェアプラットフォームになったとした。ROSはロボット開発に必要な各種ソフトウェアライブラリやツールを提供する枠組みであり、micro-ROSは最新のROS2規格を32ビットマイコンに実装するためのものだ。

EK-RA6M5ボードはそのオフィシャルボードとなったため、ユーザはより信頼してこれを利用できる。micro-ROSによって、ROSのAPIをマイコン上で使える。ROS環境で実行している革新的アプリケーションのマイコンへの実装が容易になり、同環境で用意されている多様な開発フレームワークを組込機器で活用できる。当社の統合開発環境e2 studioがmicro-ROSの実装をサポートするため、micro-ROSクライアントライブラリが容易に使用できるという。

ルネサスのArm®Cortex®-M搭載32ビットマイコン、RAファミリは、次世代の組込システムのニーズに対応できるよう、性能、セキュリティ、コネクティビティ、周辺機能が最適化されている。エコシステムパートナからは、Microsoft Azure RTOSFreeRTOS環境ですぐに動作するソフトウェアとハードウェアが提供される。これらを組み合わせることより、同ファミリはmicro-ROSの実装に最適なリファレンスプラットフォームになるとのことだ。