働き方DX、ビル内の施設設備・アクセス及び空間シェアをスマートに

テレワークが普及した現在、オフィスには広さや立地に加えて、快適性や多様な働き方を実現する環境などが求められている。そこで、従来の通信事業者の枠を超えて、幅広い産業分野における革新的なサービスの提供やDXに注力しているという。

ソフトバンクは、会議室やデスクの企業間シェアリングや、ビル内エリアごとの機構・設備とスマホの連携などを実現し、スマートな働き方を支援する「WorkOffice+」と、その導入に必要な各種施工やコンサルティング、通信環境構築、軽食等の無人販売サービスなどをパッケージにした「Smart Work Solution」の提供を8月30日に開始した(問合せフォーム)。

今回、サンフロンティア不動産が開発したオフィスビル「+SHIFT NOGIZAKA」(東京都港区)にこれを先行導入した他、働き方改革を通して業務の生産性向上に取り組むイオンディライトの新本社(千代田区、9月1日開設)にも導入――これがこの新たなワークスペースにおける国際認証「WELL Health-Safety Rating」の取得に貢献したという。

「WorkOffice+」により、各テナントの管理者や従業員は会議室・デスクの予約や空調確認をスマホでリアルタイムに行える。各種設備への接触度を減らせる。WorkOffice+アプリ入りスマホを持って移動することで、その会議室やデスクがあるフロアでのエレベーター降車/入室制限のロックを解除でき、オフィス内スペースの企業間シェアリングがセキュアに実現される。

入館受付の自動化機能や、ビル内の無人販売サービス/貸出し会議室・デスク利用時に使えるポイントの付与機能などを備えていて、シェアリングの誘発、テナントの満足度向上に役立ててもらうことが可能だという。同社は上記パッケージソリューションの提供を通して、快適性・柔軟性の高いオフィス環境の構築を推進していく考えだ。