店舗運営や販売戦略を1kmメッシュの気象情報でDX

全国約6万店のコンビニやスーパーに気象情報を提供している。そうして商品の発注業務や販売計画を支援してきた、近年には気象災害の激甚化や各種デジタル化の流れがあり、今日、食品メーカーや地域に根差したスーパー・ドラッグストアなどでも、気象データのニーズが高まっているという。

ウェザーニューズは8月30日、気象データと最新技術の活用によって企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、ビジネス課題を解決するWxTech®サービスにおいて、製造業、小売業向けに商品の需要予測やデータ分析をサポートする気象データセットの販売を開始した。今年は、1kmメッシュの高解像度な"実況解析データ"をトライアルとして6ヶ月分無償で提供するという(問い合わせフォーム)。

店舗運営に必要な気象データを詰め込んだ。天気・気温・降水量・風向・風速・気圧・湿度について、1時間ごとや日ごとの"気象予測"、"過去の気象予測"、2018年以降の"実況解析"のデータを1kmメッシュの高解像度で届ける。新サービスの開始にあたり、10日先までの1kmメッシュ降水量の予測データを開発し、WxTech®︎のデータラインナップに追加した。

天気は同じ市内でも異なり、店舗単位でのピンポイント分析や需要予測モデルの構築に適している。今回WxTech®︎サービスとして気象データを提供する、新サービスの顧客は、クラウド上の気象データをAPIなどで取得でき、データの閲覧や保存だけでなく、商品の需要予測や来店客予測などに使っているシステムとの連携も容易となる。

体感や花粉予報など小売業で求められる気象データを順次追加していくという。同社は9月16日に「WNI流通気象ウェビナー」を開催――流通気象 × WxTechがテーマの当該イベントでは、上記気象データセットに関する説明と製造業・小売業向けサービスの紹介、質問等の受付も予定している。