新聞社由来の基幹業務管理クラウドにて、国内メディア業界をDX

若者のマスメディア離れ等、課題を抱える通信・媒体社における「デジタルシフト」は急を要する。ヒト・モノ・カネに次ぐ第4の経営資源である情報、その発信および流通基盤の確立は、マルチチャンネルで顧客層を獲得していくための新たな収益機会の創出として重視されている――

近年、様々なしくみのデジタル転換(DX)が急進していて、日々多くの情報を扱う新聞・テレビ・出版などのメディア業界には、既存システムとの連携などを含め、最適かつ効率的に基盤を整備することや、ワークフローのデジタル化が求められているという。

DAC
と、日本IBMは今月12日、通信・メディア業界のDXを推進するため、基幹業務管理向けソリューション「Arc XP」の国内展開において協業を開始することに合意した。同ソリューションはデジタル資産を一元管理することを目的に、米国ワシントンポスト(WP)社が開発したSaaS型プラットフォームであり、19年よりDACが日本国内における独占パートナーとして導入(旧称Arc Publishing)を推進しているものだ。

時間や場所を問わず、記事の作成~写真や映像などのコンテンツ管理、校正や校閲を含む作業スケジュール管理までをも一括してクラウド上で行える。同ソリューションを導入した媒体社は、紙面とデジタルの連携を高度化し、リアルタイムでのジャーナリズムを実現。広告やサブスクなど、収益モデルの柔軟な構築が可能となる。記者や編集者らの作業効率の改善やタスク管理の迅速性・正確性の向上を促進し、新しい働き方を提供する。

企業のDXに向けた多彩な機能を搭載しているという。「Arc XP」について、両社は、主にメディア業界の企業向けに、コンサルティングからシステム開発、既存システムとの連携や既存アセットの移行、ワークフローの整備、チェンジマネジメント、運用サポートまでを円滑にワンストップ提供していく構えだ。