シームレスなオムニチャネルでリアルの買物体験を最適化

デルタ株によるコロナ禍で人々の行動制限が続き、その打開策が模索されている。日本国内でも、「店舗の滞在時間を減らしながらも、スムーズな買物体験を提供したい」「従業員の労働時間を減らしながらも、サービス品質は高めていきたい」といった、店頭DX化のニーズが急速に拡大しているという。

博報堂プロダクツは、米国STRATACACHE社と日本初のソリューション・パートナー契約を締結。STRATACACHEおよび傘下企業が有する、日本未導入の様々なプロダクトやソリューションを、世界各国の店頭で導入・運用してきたナレッジや実績とともに、日本国内のリアル店舗に導入していく――。両社共同で博報堂プロダクツ本社内に「Shopper DX Experience Lab™」を今月6日に開設した。

より良い買物体験を創る、「Shopper DX™」構想をかかげている同社は、その取り組みの一環として今回のパートナーシップを推進してきた。これまで培ってきた高いクリエイティビティと、多様な顧客接点において生活者を買物行動へ動かし「顧客化」する知見や実績に加えて、STRATACACHEグループが有する海外で実績のある最新DXソリューションを掛け合わせることで、買物体験の価値を高め様々な小売企業の課題解決に貢献する。

上記ラボは、店舗へのリテールテクノロジー導入を検討する担当者に、新しい買物体験をしてもらうことで、サービスのより深い理解を図るとともに、各社が目指す理想的な買物体験を共に創り出す場としていく。その第一弾として今回6つ、①Lift & Learn、②Place & Learn、③Touch & Tell、④Way finder、⑤LINQ Tabletを展開する。

それらは、「より早く、深い商品理解の促進」「省人化」「作業効率化」「サービス品質の向上」を実現する買物体験DXソリューションになっているという。