情報通信
多忙中にSMSで留守電対応するしくみを医療機関へ無償提供
ワクチンの個別接種を実施する医療機関においても電話問い合わせが増え、「このままでは対応に限界があるがどうしたらいいか」といった相談が病院関係者から寄せられた。また、特に若者の社会貢献に関する意識が高まる中、就職活動中の学生から「御社では社会貢献に繋がる事業を行っていますか?」との質問を受けたことから、昨今の社会情勢において、当社にできることは何かを改めて検討した。その結果――
緊急事態宣言およびまん延防止等重点措置が延長ないし発令されるなど、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の収束の見込みが立たないどころか、デルタ株による爆発的な感染拡大が続いている、日本各地で奮闘する医療従事者へ自社の最新技術で協力できれば――として、ナレッジフローは今月3日、留守番電話利用における煩わしさをSMSで解消するサービス「留守電SMS」の提供を開始した。
架電側の半数以上が伝言メッセージを入れないなど活用が難しかった留守番電話について、「SMSで自社サイトをご案内する」や「伝言をSMSへの返信で残す」等の新しい活用のかたちを提案する。同社はまた、社会貢献活動の一環として、殺到する電話対応に苦慮する医療機関へ「留守電SMS」を無償提供する。
日本政府がCOVID-19の終息を宣言するまで、新型コロナウイルスワクチン接種を行う医療機関を対象に、完全無料にて提供する。「留守電SMS」はもともと中小企業向けのサービスであり、SMS配信サービス「mimio」の特許取得技術を用いたことも安価にサービス提供できる理由のひとつだという。