カード系スマホ決済サービス、利用動機はスピード会計&ポイント貯蓄

スマートフォンの普及とともにキャッシュレス決済手法が多様化している。日本では従来クレジットカードのほかにも交通系・買物系電子マネーが使われていて、これらがスマホの決済機能と合体したり、QRコード決済アプリに進化したりして、コロナ禍における新しい生活様式の浸透を後押ししつつある。

今月3日、MMD研究所は、先頃発表した「2021年7月スマートフォン決済(非接触)利用動向調査」結果に続き、同調査における6サービス――iD、モバイルSuica、楽天Edy、QUICPay、nanacoモバイル、モバイルWAONのメイン利用者18歳~69歳の男女600人(各n=100)を対象に7月1日~5日の期間で「2021年7月 スマートフォン決済(非接触)の満足度調査」を実施したこと、および次のような事情を明らかにした。

・スマホ非接触決済サービスを知ったきっかけの上位は「公式サイト」「店舗案内やポスター」「WEBメディア」
・スマホ非接触決済サービスを使い始めた理由の上位は「会計がスピーディーに終わる」「ポイントが貯まる」「登録すればクレジットカードを出さなくて済む」
・スマホ非接触決済サービスの利用頻度が最も高いのは「モバイルWAON」で、利用者の約6割が1週間に1回以上利用

・スマホ非接触決済6サービスの総合満足度1位は「モバイルWAON」
・スマホ非接触決済6サービスのネットプロモータースコア/顧客推奨度(NPS®)は-38.5、同スコア1位は「QUICPay」

iDモバイルSuicaQUICPaynanacoモバイルの利用動機トップは「会計がスピーディーに終わるから」、楽天EdyモバイルWAONは「ポイントがたくさん貯まるから」といった結果になったという。各種図表や回答者の属性情報(性別・年代など)、スマホ非接触決済サービスで最も重要だと思う点などのデータはここからダウンロードできる。