と、厚労省資料に解説されている。今月、エーテンラボは、習慣化アプリ「みんチャレ」を活用した自治体向け「フレイル予防事業」の本格展開を開始する。同事業では、高齢市民が同アプリを利用して他者とオンラインのつながりを持ちながら、運動を継続する仕組みを提供する。同社が地域包括支援センターなどで使い方を伝授するほか、アプリ利用データを自治体へ届けることにより、非対面でのフレイル・介護予防を支援する。
経産省主催JHeC2020の優秀賞・企業賞 に輝いた同社が開発・運営する「みんチャレ」は、散歩や体操、学習、趣味など新しい習慣を身につけたい5人がワンチームとなり、チャットで励まし合いながらチャレンジする三日坊主防止アプリ。Google Playベストアプリに3度選出され、現在ユーザー80万人超。習慣化成功率は独りで行う時の8倍である。
65歳以上のユーザーが12%以上いて、高齢者もサイバー空間内で仲間とコミュニケーションをとりながら、毎日楽しく健康維持を行える。アプリで貯めたコインは、医療・教育・環境関連の寄付プロジェクトに使えるという。みんチャレ活用フレイル予防事業は、府中市が先行導入していて、7月横須賀市、8月西東京市、その後東京都・神奈川県下6地域の市民向けに順次実証事業として展開される。
令和4年度に7自治体、翌年度20自治体、翌々年度に60自治体への展開を目指す。同社はアプリを改良しつつ地域包括支援センター等が自ら使い方講座を運用できる仕組みづくりを行い、自治体のICT活用フレイル・介護予防の推進に貢献していく考えだ。