基地局のファイバー接続を革新、5Gネットワークの展開を加速する

各種産業や医療分野、社会のしくみでデジタル転換が進み始めた。5Gがそれを一層パワフルなものにするとして、現在、世界各国の企業・団体が、自国の重要インフラに投資し、ネットワークのアップグレードを迅速化する方法を模索しているという。

コムスコープは24日、モバイル通信網の迅速配備を支援する「HELIAX® SkyBlox™」を発売した。それは重量が1kgで、基地局への負荷を最小限に抑えられ、設置時間を通常の半分以下に短縮することを可能にする。設置作業には、筐体の基地局への取り付け、ファイバーの構成、そしてすべての電源ケーブルの固定を含んでいるという。

新製品はファイバーベースの5Gへの道を開く。新規または拡張中のFTTA(ファイバー・トゥ・ザ・アンテナ)配備に最適なネットワーク性能の効率化、簡素化およびサポートを目的に設計されている。100%リサイクル可能な素材で作られた新しいシステムは、基地局整備の遅れに取り組む事業者を支援する。複雑なファイバーや電源アーキテクチャ、既存セルサイトへの負荷(重量)制限といった基地局設置時の課題を解決する。

シンプルな設計と軽量な構造で、モードとバンドを結び付けるように設計されたアンテナシステムは、将来に備えたネットワーク戦略の大切な要素になる。5Gの導入を一層簡単にするために、同社は、HELIAXモジュラーFTTA ソリューションも展開し、ベースバンド装置と無線装置間の柔軟な接続を提供する。これにより、モバイル通信事業者は、スリムでフレキシブルな屋外仕様のファイバーと電源の両方を迅速に設置できる。

非金属の耐久性に優れた材料でケーブルを束ねることにより、PIMによる干渉を軽減し、基地局にかかる重量を軽減する。HELIAXの革新的なコネクタソリューションは、今日の複雑で混沌とした5G対応ネットワークの要求に対処するための新しいRF接続を提供するという。