IoT時代において、エッジAIアプリを安全に展開・管理する

スマートファクトリ、インテリジェントリテール、スマートシティなど、「IoT」時代に企業が直面する最も複雑な問題の1つが、エッジ(現場)AIアプリを展開し管理する能力だという。

NVIDIAは今月22日(米国西海岸時間)、マネージドエッジAIサービスプラットフォームNVIDIA Fleet Command™ の一般提供を開始した。これにより、企業は数千もの拠点において、NVIDIA-Certified Systems™でAIアプリを安全に展開・管理できる。同プラットフォームはビジネス全体の効率性を高め、比類ないスピードでエッジAIを拡張することを可能にする。

そのリモート管理ソフトウェアを使用すると、エッジコンピューティングのリアルタイム処理能力はそのままに、AIアプリ導入・管理をセキュアにできる。このしくみは企業のIT負担軽減に特化して設計されていて、あらゆる場所にAIの民主化をもたらすという。

インストール後数分以内に、管理者はアプリの追加または削除、システムソフトウェアのOTA(Over-the-Air)更新、およびリモートデバイスの状態を監視することができる。同プラットフォームをいち早く採用したのは、小売、ヘルスケア、ロジスティクス分野における世界の大手企業や、そうした企業と連携するソフトウェアベンダ――Bollore LogisticsData Monstersである。

サブスク型AI展開・管理ツールは、企業がAIプロジェクトをプロトタイプから本番環境に迅速に移行できる開発ハブNVIDIA Base Commandと組み合わせられる。また、同社認証システムにより、AmpereアーキテクチャGPUNVIDIAネットワーキングが主要パートナーのサーバーに統合される。同プラットフォームは、同日発表されたAI LaunchPadプログラムの主要ソリューションの1つだという。