企業間の文書流通をデジタルトランスフォーメーションする

産業、経済、社会のしくみにITを浸透させてそれらをより良いものにかえていく。デジタルトランスフォーメーション(DX)が注目されている昨今、企業・団体で文書の電子化が普及している。特に企業は、コロナ禍の事業継続として――

バックオフィスを軸にデジタル化やペーパーレス化の取り組みを加速中であり、それらの過程において、インボイス制度の開始や電子帳簿保存法の改正など、新たな法制度への対応に迫られているという。ウイングアーク1stは、帳票・文書管理事業の第3の柱として、文書を流通させる企業間DXプラットフォーム「invoiceAgent」を今月16日に発表。その第1弾として「invoiceAgent TransPrint」を21日に提供開始するとした。

同社では、個々の企業や組織内での業務の生産性向上を目的とする、各業務の電子化への変革を"企業内DX"と位置付けている。一方で企業と企業、ひいては業界全体で流通する発注書や請求書など紙帳票をデジタル化し、同社が提供するプラットフォーム上でデータの受け渡しを行うことで、文書の流通やペーパーレスやハンコレスが可能になる"企業間DX"を提唱し、これを推進する。

電子取引・電子契約・電子伝票機能を有する3製品から構成される。「invoiceAgent」は、同社の帳票基盤ソリューション「SVF」、ドキュメント管理ソリューション「SPA」に続く帳票・文書管理事業の支柱であり、企業間のあらゆる文書をデータ化し、クラウド上でセキュアかつ高速に流通できるプラットフォームとなり、日本の商取引を変革する"企業間DX"を支援する。ビジネススピードを飛躍的に向上させる。

――TransPrintは、既存システムの変更無しに、あらゆる企業間取引文書の電子化と配信・返信を可能とする。取引に紐づく文書の一元管理やインボイス制度・電子帳簿保存法にも対応する電子取引サービスだ。