安心DX、様々な施設HPやデジタルサイネージへ混雑状況を配信する

新型コロナウイルスが世界に拡散してから1年超。近ごろ日本でも、長いトンネルの出口に向かうようにワクチン接種が進んでいて、多少なりとも明るい兆し――右肩下がりの検査陽性者数や重傷者数の減少などが見られるようになったが、変異株のこともあり、まったく油断できない。

コロナ禍下で密を避けたい店舗や施設利用者からのニーズを受けて、ALSOKは、カメラ画像を利用することで混雑状況を手軽に施設ホームページやデジタルサイネージへ配信できる「ALSOK混雑状況配信サービス」の販売を5月11日に開始した。新サービスはセキュア社製「SECURE群衆カウントソリューション」をベースに同社と共同開発したものだという。

①管理画面にてカメラ内で混雑分析を行うエリア、混雑レベルのしきい値を設定。②生成されるURLを施設のホームページにリンク設定、もしくはデジタルサイネージに表示する。同配信サービスは、"専用の分析装置の購入が不要":映像は警備用に設置された画像センサや防犯カメラ(一部機種に制限あり)の映像をそのまま利用し、分析はクラウドでするので、このサービスのために装置を買う必要がない。利用したい期間だけ利用できる。

"柔軟な検知エリア設定":1カメラあたり最大4つまでエリアを分割して分析が可能。ホームページに配信する単位も複数のカメラの合計人数で混雑状況を変化させられるため、施設内のエリア単位、施設全体など細かな設定が可能。"管理画面から簡単に情報配信用ページのURLを生成":顧客のHPにリンクを設定することで簡単に施設利用者向けに情報配信が可能――といった特長を備えている。

全国の小売店、病院、スポーツジム、博物館、水族館、飲食店、自治体、ワクチン接種会場などに販売していく。新サービスにより、施設等の利用者は混雑状況を事前に知れて、運営側では混雑緩和を促しながら、感染症対策と集客の両立ができるという。