総合マーケティングプラットフォームにより企業のDXを支援

さまざまな企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)推進がうたわれている。昨今、人との接触が制限される中で、企業と消費者のコミュニケーションのあり方や消費者行動の優先順位の変化への対応、消費者との直接的なつながりを強化するD2Cシフトが重視されている。

より多角的な視点からCX(顧客体験)向上を推進することが求められている。業界によって課題や要望は多岐にわたり、それぞれの状況に則したDXが必要不可欠になっているという。トランスコスモスは、デジタルマーケティング・EC・コンタクトセンター(DEC)サービスの連携を一層強化し、複数チャネルの統合サービス提供を推進するため、DX推進本部を新設した。

企業と消費者のコミュニケーション最適化やCX向上を目的に、これまでも複数チャネルの統合管理の重要性と有効性を訴求――。コンタクトセンターやSNSに蓄積された顧客の声(VOC)やWeb上での行動データを総合的に分析・活用し、顧客ロイヤルティ向上のための各種ソリューションを開発し、有力プラットフォーマーとの連携を強化し、複合的なDECサービス運用モデルを創出・提案しているという。

「トランスコスモスのサービス概念」は左回りが顧客導線、右回りが企業にて実装していく導線を表している。顧客はWebサイトやアプリを通じて、企業へ問い合わせる。チャットbotの普及により顧客満足度は高まっているが、それで解決できないときは有人チャット・音声対応へ誘導する必要がある。コンタクトセンターへの入電抑制には、VOC分析をもとにしたWebサイトUI/UX改善が必須となる。

企業の応対や商品についてSNSが中心の行動体験をしている、顧客導線に順じた一連のプロセスを、総合的に管理することで定量・定性的に課題を可視化し、PDCAモデルを構築・運用できるという。同社は、唯一のパートナーとして企業のDXを支援していくという。