精算事項には様々な種類の商品券やクレジットカードの売上なども含まれていて、その処理は煩雑であり、一定の経験とスキルが要求される。ゆえに顧客(ディベロッパー)は人材不足を解消でき、誰でも簡単に精算業務へ従事できるしくみを求めているという。グローリーは、国内のショッピングモールなどの商業施設向けに新開発した、テナントの売上データをクラウドで一元管理できるテナント精算業務システム「れぽこれ!」を今月1日に発売した。
人力工程を省き、担当者のスキル依存を解消することで作業工数を約75%削減し、事業運営や販促活動等への時間を創出する。同システムは「精算レシートのデータ入力作業の負担を軽減」。テナント担当者がハイブリッド入金機に現金・商品券を入れ、テナント受付機に精算レシート(Zレシート)を読み取らせると、精算データがアップロードされる。翌日、ディベロッパー担当者はそのデータを確認・修正し、精算業務を行う。
クラウドでデータ管理するので「遠隔施設、複数施設の精算業務をセンターや本部で処理可能」、サービスコネクトセンターのサーバー経由で処理が行われるため、顧客は手間と費用のかかる「専用サーバーの設置が不要」。ディベロッパーのさらなる負荷軽減オプション、テナント替えにともなう登録マスターデータ/精算レシートフォーマットの更新などを同社が請負う「運用変更に伴うサポートサービス」もあるという。
グローリーは、次世代の店舗づくりや業務のさらなる効率化をサポートすることにより、顧客課題を解決し、顧客の満足度向上に貢献していく構えだ。