情報通信
高度IoT分析により、様々な社会的課題を解決する
新型コロナウイルスの感染拡大を止める、ワクチンを安全に届けるためには厳密な温度管理が欠かせない。現代社会におけるモノのインターネット（IoT）技術は、作物のデータを分析し高品質な食品を提供したり、エネルギー予測を向上させて光熱費を削減したり――
危険な洪水から人々や財産を守るなど、IoTセンサーはその結果を左右する。アナリティクスに対するニーズは強大になっている。米国研究機関IQVIAの19年調査によれば、温度管理されたロジスティクス（例、ワクチンの保管と輸送）の失敗がバイオ医薬品企業に与える損失は年間350億ドルに達している。21年以降、低温ロジスティクスが製薬会社の研究開発予算の4分の1近くを占めるようになると同機関は予想している。
IDCレポートでアグリテックトレンドを調査しているアナリストは、26年までに畜産農家の75%がウェアラブル機器を利用――動物の健康状態や活動レベル情報をリアルタイムに得られるようになり、収益と業務効率が向上する――人件費を削減し、より多くの面積を管理できるように、35%の農家がドローンを使って畑の作物や動物を監視・管理するとも予想しているという。
SASとそのIoTエコシステムパートナーは、高度なIoT解析・分析法を適用して、組織が様々な課題に正確かつ自信を持って対処できるようにする。「社会の難問解決に役立つSAS®AIおよびストリーミング・アナリティクス」「コンピューター・ビジョンにより農作物の生育状態をモニタリング」「エネルギー、ユーティリティ、スマートシティの課題に対応するSAS IoTアナリティクス」「エネルギー予測とビルのエネルギー管理」「洪水の予測と対応度」を実現する。
「SAS Global Forum」に登録した人は、IoTの専門家が業界・パートナー・テクノロジーのデモを行う"Innovation Hub"にアクセスできるという。