情報通信
線状降水帯を自動検知、リスクや注意点の解説をライブ配信する
そのため、気象の実況データと直近の予測などから、線状降水帯の発生や発生兆候を素早く判断し、いち早く伝えることが重要だという。ウェザーニューズは、大雨・豪雨災害による被害を最小限にするため、その発生および兆候を自動検知するシステムを開発し、5月20日に運用を開始した。24時間生放送の気象情報チャンネル「ウェザーニュースLiVE」では、同システムを用いて、線状降水帯のリスクや防災上の注意点をリアルタイム解説している。
今回開発したシステムは、基準以上の降水量が一定時間継続している地点を線状降水帯が発生、もしくは発生の兆候があると判断し、自動的に検知する。このしくみを用いて、上記YouTubeの同社公式チャネルでは、線状降水帯の兆候や発生、今後の予想を、専門家がリアルタイムに解き明かしている。番組では、気象解説と合わせて防災上の注意点も解説し、避難・防災行動に役立つ情報を伝えている。
検知した線状降水帯をマップ上で表示する『線状降水帯マップ』はスマホアプリ「ウェザーニュース」からも確認できる。また、「ウェザーニュースLiVE」は、視聴者のチャット参加機能や同スマホアプリと連携した視聴者参加型の番組づくりが特長で、全国の視聴者やアプリユーザーから寄せられるコメントや投稿で、刻一刻と変化する空や天気の様子、季節の変化を追っている。
上記番組内の解説は動画ニュースとしても配信される。YouTubeチャネルの他にも、Facebook、ニコニコ生放送、Twitch TV、TikTok LIVE、LINE LIVE、およびウェザーニュースLiVEにて視聴可能だ。