原価及び損益管理をITテンプレートでスマートに効率化

新型コロナウイルスが世界に蔓延した。現在、サプライチェーンの寸断・停滞や国内外需要の減少など、製造業を取り巻く事業環境は厳しいものとなっている。急激な変化がこれからも起こりうる、産業界では、それらに迅速かつ柔軟に対応できる経営変革を推し進める必要がある。

特に業務においては、損益分析を行って予実差異を把握できる、持続可能な仕組みを構築することが不可欠である。そこで、高度なコストマネジメントを実現するデジタルPDCA基盤――純国産のIT(情報技術)システムにおいて、損益管理機能を食品製造大手のマルハニチロと共同開発した。キヤノンITSは今月18日、mcframe原価管理オプション「損益管理テンプレート」を発売した。

基幹業務パッケージ「mcframe」は、製造業の多種多様なニーズに応えられる、純国産の生産管理・原価管理・販売管理システムであり、複数のモジュールが提供されている。原価管理モジュールである「mcframe 原価管理」では、実際原価/標準原価/予算原価/実績原価の4つの原価管理と、それらのPDCAサイクルの構築により、原価計算からビジネス戦略に役立つ原価管理への転換をサポートする。

「損益管理テンプレート」はマルハニチロの"スマートファクトリー構想"、安定品質の商品をお客様に提供し続けるという想いから実現した、原価管理や損益管理の手法や帳票をテンプレート化したものであり、ユーザーはこれを活用することにより、同社が実現した損益管理のノウハウ取得はもちろん、導入過程で自社の損益管理の現状と"あるべき姿"のギャップを分析――最適な損益管理に向けて実施すべき業務改革の指針を打ち出しやすくなるという。

キヤノンITSは、「損益管理テンプレート」と「mcframe原価管理(短期導入ソリューション)」とを併せたしくみを"ベストプラクティス"として、より多くの製造企業に提供していく構えだ。