CX設計は、大量のパターンの制作物や情報収集が必要になるなどコストや工数が増加すること、その表現が効果的なのか事前に分からないことが大きな課題になっているという。データアーティストと、電通、電通デジタル、電通国際情報サービスは18日、多様なクリエイティブ表現を自動生成するAIツールをカスタマイズ構築するサービス「CXAI」の提供を開始した。
電通グループのクリエイティブ分析・自動生成ツールで活用している15種類超のAIから、顧客ニーズに応じた機能を組み合わせてオリジナル版とする。同サービスで構築した自動生成AIは、広告から販促、広報、問い合わせ対応といったクリエイティブ表現制作の内製化を可能にする。これにより4社は、企業の生産性・ROIの向上と、より柔軟で最適なCX設計を支援していくという。
「国内電通グループのクリエイティブノウハウを生かしたAIで、制作物のクオリティー向上」、「多パターン制作、パーソナライズを可能にし、マーケティング効果・精度を向上」、「自動化・ツール化により、生産性を向上・コスト削減。ノウハウを形式化することで人材流動性にも貢献」、「既存AIの組み合わせにより、類似の生成システムをゼロから開発するよりも構築コスト・運用コストを低減」といったメリットが得られる。
「CXAI」は企業活動における各種制作物の表現開発を自動・半自動化する。同サービスで使われるAIは、国内電通グループが制作してきた大量のクリエイティブ表現やその効果(=クリエイターのノウハウ)を学習している。そのため、ユーザー企業は、よりクオリティーの高い制作物を自ら手軽につくれるという。