企業では、デジタルデータを収集・解析するシステム等の活用が考えられているが、実際にそのような仕組みを導入済みあるいは導入予定の企業は約2割と低い。IoT・AI等のシステムやサービスを導入しない理由は「使いこなす人材の不足」。およそ4割の企業が、データアナリストらの不足を事由として、自社内ではそれらを使いこなせないとみている(総務省「令和元年版情報通信白書」第2部第2節ICTサービスの利用動向より)。
そこで多様なデータを安全に蓄積し、企業の担当者がマーケティングに有効な情報として統合的に管理して活用できるプラットフォーム「DNPマーケティングクラウド®」を提供している。DNPは、専門家のスキルやノウハウに依存せずに顧客各社が事業領域のデータ活用を可能とする、過去の実績に基づく将来の製品・サービスの需要等の予測分析を支援する「予測AI機能」を開発――上記プラットフォームにて、今月より提供を開始する。
「専門スキルがなくても簡単に予測モデルの作成が可能」「精度の高いスピーディーな予測分析を実現」「専門コンサルタントが予測分析の導入・活用までを支援」「各業界での多様な用途で活用が可能」といった特長を備えた。新機能により、必要な予測モデルを自動的に構築することで、機械学習やプログラミングなどの専門知識がない担当者でも簡単に予測分析できるようになるという。
同社は予測AI機能を追加した「DNPマーケティングクラウド」によって、データ収集から最適な施策立案までを一貫サポートし、顧客のマーケティング活動効率化や新規事業創出に寄与していく考えだ。