情報通信
スーパースマートタウンの実現に向けて5Gネットワークを活用する
今までの情報社会では、人間が情報を解析することで価値が生まれてきた。一方、Society5.0では、膨大なビッグデータを人間の能力を超えたAIが解析し、その結果がロボットなどを通して人間にフィードバックされることで、これまでには出来なかった新たな価値が産業や社会にもたらされることになる(引用:内閣府の科学技術政策Web)。
今月16日、楽天モバイルと東京工業大学は、5Gネットワークに関して相互に協力する合意書を3月19日に締結したことを発表。5Gネットワークを活用する様々な実証実験に向けた取り組みを進めるとともに、東工大が2018年に設立した「超スマート社会推進コンソーシアム」と連携し、Society5.0の実現に向けたイノベーションの創出を目指すという。楽天モバイルは20年11月より同コンソーシアムに参加している。
東工大大岡山キャンパスとその界隈に、エンドツーエンドの完全仮想化5Gネットワーク環境を実現する。両者は、2025年3月18日までの4年間にわたり、近隣地域の発展や地域課題解決のため、5G NR(Sub6・ミリ波)を活かした実証実験を進め、一段とスマートなナビゲーション、ショッピング、モビリティなど新たなサービスを創出して、よりよい暮らしを実現し地域の活性化を図る――スーパースマートタウンのモデルケースを構築する。
5G通信規格の超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続といった特性を活かす。両者は今後も、5Gネットワークおよび地域社会に貢献するテクノロジーの普及促進に取り組んでいく構えだ。