ネットワークの運用管理業務を自動化・容易化する

サイバー攻撃の監視及び対策が必須である。近年、ネットワークシステムはますます複雑化し、運用管理のための業務が増えているのに、現場のネットワーク技術者が不足している。企業・団体では、運用コストの抑制や削減、管理の簡素化による作業量の低減などが強く求められている。

そこで、ネットワークの検討・構築・運用管理・最適化の各フェーズにおいて、これまでの経験とリソースを活かしたソリューションを提供してきたという。アラクサラは、ネットワーク運用管理を支援するSaaS(ソフトウェア as a サービス)を5月に開始する。同サービスは、ネットワークインフラの状況把握・設定など日々の業務を自動化・容易化するネットワーク運用管理ソフトウェア「AX-Network Manager(AX-NM)」をクラウドより提供するものだ。

冒頭で述べた課題を解決する。取り組み強化の一環として、オンプレミス向け製品AX-NMの機能をサービス化した。新たなしくみはクラウド型のため、導入が容易で初期費用の低減が可能。障害やサイバー攻撃など、緊急時の対応作業を容易化/迅速化 (障害部位と原因のGUI表示、感染被疑PC/タブレットの接続位置特定、AXシリーズと他社セキュリティ製品との連携による感染拡大抑止など)。

日々のネットワーク運用業務の自動化・容易化 (完成図書の自動生成、設定自動化による保守作業の短縮など)を実現し、マルチベンダ・ネットワークにも柔軟に対応する。年間520,000円(税抜)~の価格で利用できる。今回のクラウドサービスについて、AX機器ユーザ向け保守サービス「AXメンテナンス・サービス」を連携させるなど、構築・運用から保守まで一貫した支援サービスメニューの拡充を進めていくという。

同社は、4月14日から幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2021のアラクサラブースにおいて、上記SaaSを披露する。