生産年齢人口の減少が続くなかでも生産性と効率性の向上をめざす。日本では、様々な分野で自動化を伴うDXが急速に進められている。そうしたビジネス環境下で、自動検知に代表されるAIによる自動化への期待と需要が急激に高まっているという。アプトポッドとマクニカは今月5日、資本業務提携の合意およびマクニカ・インベストメント・パートナーズ(関連記事)を引受先とする第三者割当の実施を発表した。
AI開発や運用では膨大なデータ収集とモデル作成・検証・再学習を要し、エッジならびにクラウド上の推論演算資源を柔軟かつシームレスに利用できる実行環境が求められる。そこでマクニカのデータプラットフォーム「MMDP」にアプトポッドの高速IoT基盤「intdash」およびエッジコンピューティング環境「EDGEPLANT」を組み合わせ、これにより、MMDPが持つデータ基盤、エッジコンピューティングをさらに強化――
垂直統合型のハイブリッドAI/IoT環境を実現する。MMDPの主な提供先として「自動車メーカー」「行政によるインフラ状態データ活用」「電気・ガス・水道等インフラ事業者」「建設・ゼネコン」「農業分野」を想定し、ユースケースとして、「車両データによる自動車関連ソフトウェア開発」「障害物や工事情報など道路環境の把握」「老朽化する交通インフラの状態把握」「建設現場における安全保全」「ハイテク農業における作物状態検知」をあげている。
両社は今後、5G時代のDX実現と、社会課題を解決するデータプラットフォームの提供で協業していくという。