情報通信
まかせて安心・安全なハイブリッドクラウド環境構築に向けて
それらのユーザー企業では、自社システムも含めたハイブリッドクラウドやマルチクラウド構成が増えている。複数クラウドを安全かつ安定して連携利用するには、双方のサービスを専用線でつながなければならず、クラウドサービスごとに用意する回線・機器等のコストは無視できないものとなる。各クラウドに精通した技術者の配置も要し、維持管理および人材確保が課題になっているという。
キヤノンITSは、同社グループが運営する西東京DC(データセンター)および沖縄DCからパブリッククラウドまで、専用線で接続するクラウド接続サービスを今月8日より提供する。同社クラウドサービス「SOLTAGE」ユーザー向けにも展開する、新たなしくみでは、主要パブリッククラウドへ接続する専用線サービスと、同社の専任技術者による設計・維持管理で運用コストの低減が図れるマネージドルータサービスを合わせて提供する。
パブリッククラウドへ専用線で直結して高品質を達成する「帯域保証型かつ高速通信」、専用線冗長構成に加え高速インターネットVPN接続による第三の経路を備えた高信頼構成が可能な「安心の三重冗長構成」、BGPによる高度な冗長設計やルーター設定・機器の準備も不要で「利用開始までの手続きは簡単」といった特長を備えている。
今回のクラウド接続サービスを組み合わせることで、ハイブリッドクラウド環境の構築をワンストップで実現する。同社は、今後もパブリッククラウドとのダイレクトな接続をサポートするとともに、データセンターを中核としたさまざまなサービスを拡充し、顧客DXに最適なインフラ基盤を提供していく構えだ。