「モバイルファースト」を提唱する企業・団体は多い。現代社会において「言うは易く、行うは難し」の典型である、モバイルアプリ開発は、専門的なスキルセットに加えて、投資と時間を要するプロセスとなっている。
ほとんどのモバイルアプリは、変更発生時に各アプリでそこだけ個別更新するのが筋なのに、固有のビジネスロジックでハードコーディング（本来別にすべきリソース・データをソースコード中に直書き）されている。そのような構造は、多様なチャネルを横断するユーザーへの一貫したエクスペリエンスの実現を困難にしているほか、顧客からの最新機能の要求に応じようとする開発者にとって、メンテナンスにおける継続的な課題になっているという。
ぺガは2月25日、Pega Mobileの新機能を発表した。直感的なローコードインターフェイスを備えたアプリオーサリング機能強化により、市民デベロッパーからプロの開発者まで、エンドユーザーが期待する外観＆操作法、およびパフォーマンスを備えたモバイルアプリを迅速かつ容易に開発できるという。「デザイン思考」のアプローチを採用するPega Mobileは、コードに一切触れることなく、エンタープライズモバイルアプリの設計を支援する。
iOSやAndroidのアプリを素早く展開でき、数回のクリックで即使用可能とする。Center-out™アプローチにより、ビジネスロジックはすべて一元管理されるため、手作業での再コーディング不要。その変更を自動で全チャネルに展開できる。Pega Platform™内のApp Studioユーザーに向けたそれら新機能は、内部や外部で使用するあらゆるネイティブアプリを開発するための規範的な手法・アプローチを提供する。
Pega Cosmos™で開発されたものを含め、すべてのモバイルアプリはオフラインでも使用可能。インターネット接続時に同期するように設計されている。