製造現場DX、スマートかつシンプルなものづくり支援ツールにて

日本国内の製造業はGDPにおいて全産業の約2割を占める。雇用・イノベーションへの波及効果も大きい基幹産業である一方、IT(情報技術)を利活用して革新をもたらすデジタルトランスフォーメーション(DX)時代に、グローバルで進展する工場のスマート化の流れに対して――

「コストがかかるため導入ハードルが高い」「使い方が複雑で現場に定着しない」「費用対効果が分かりづらい」などの課題があるという。村田製作所ACCESSは、幅広い業界におけるDXの実現を推進するソリューションの開発および市場展開を目指して協業する。今回、製造現場向けスマートものづくり支援ツール「JIGlet」を共同開発して19日より両社の国内販路経由で提供する。

「容易な初期設定・デバイス設置」「簡単なデータ収集」「簡単なデータ活用」といった特長を備えた。JIGletは、①作業ランプの点灯・消灯を検知する「照度デバイス」、②ボタンを押して数をカウントする「ボタンデバイス」、③任意の作業時に操作して時間を記録する「サイコロデバイス」の3種類のデータ通信SIM内蔵センサーデバイスがあり、指一本で操作可能なデータ収集と可視化用画面、通知用チャットアプリから構成される。

各デバイスを用途ごとに組み合わせて使えば、ITの知識がない製造現場の担当者でも、容易に設備や人の状態を記録・蓄積して工程のばらつきやムダを見える化できる。各種改善活動や課題解決に活用できる。JIGletデバイスは既存設備に後付け可能で、大規模な設備導入・投資なしに簡単に導入できるという。

製造現場の効率化へ向けた「設備の非稼働要因を把握したい」「作業者別の生産性を把握したい」というニーズに、JIGletのサイコロデバイスと専用管理画面を用いて、簡単にデータ集計・グラフ化して応えられる。スマートものづくりツールの使い方はYouTube公式チャンネルにて確かめられる。