新型コロナウイルス渦中に新しい生活様式が広がった。日本では在宅勤務が推奨され、職住混交による課題等も指摘されている。コロナ禍拡大以前から、実はキャンピングカーがブームになっていて、昨今車中をリモートオフィスにする人たちが増えている。
ハリウッド映画に登場するような大型キャンピングカーではなく、一般的な"バン"を家やオフィスのように作り変えて働く・遊ぶ・暮らしの拠点とする新たな"ライフ"スタイルを提案する。一方、鉄道沿線地域のまちづくりに向け、住民参加ワークショップを実施し、そこで得られたアイデアを具現化して、さらに沿線住民のニーズの発掘に繋げることを実践している。京急電鉄と、Carstayは、昨年10月からの協業プロジェクトの第2弾として――
今春、横浜市南部エリアに"動くオフィス"として利活用可能なキャンピングカー「モバイル・オフィス」をワークスペースや勉強スペースとして設置する実証実験を行う。利用は無料で、上大岡エリアが2月22日～26日、能見台エリアが3月1日～5日の間、1組（推奨1～2人、最大4人利用）、1時間の予約ができる。それぞれモバイル・オフィス体験サイト（京急上大岡駅前、京急ストア能見台店前）から申し込める。
「モバイル・オフィス」として使用する車は、キャンピングカーや車中泊仕様の車に特化したカーシェア「バンシェア」上に登録されている、トヨタ・ハイエースをベース車両としたRVトラスト製「C-LH」。デスク、大容量バッテリー、家庭用エアコン、照明、冷蔵庫などに加え、Wi-Fiも完備しているため、快適な仕事向けの個室空間として使える。
両社は、三浦半島にて車中泊／バンライフのプロジェクトを展開中であり、今回、京急プライムクラブの会員向けに、Carstay「バンシェア」「カーステイ」の特別割引サービスを開始するなど、「バンライフ」を通じた新しい生活の提案に取り組むという。