非接触UIを備えたエッジAI、不特定多数分野でスマート化に道

各種産業や社会インフラ、医療・ヘルスケア分野において、人工知能(AI)技術の活用が研究されている。withコロナ時代となった今、これまで以上に様々な仕組みのデジタル化が求められていて、AIはより現場に近いところで分析等の処理が行える「エッジAI」への期待が高まっている。

今月14日、アナログ・デバイセズは、同社の販売代理店であるマクニカ アルティマカンパニーと、QuantumCoreが、カメラを使わない光学式非接触ユーザーインターフェース(UI)を実現するエッジAI端末(デモ動画:YouTube)を共同開発したことを発表した。

同社の超低消費電力マイコン「ADuCM4050」にAFE、ADC、LEDドライバ、タイミングコアを内蔵した光学式ジェスチャセンサー「ADUX1020」を接続し、1つのIR LEDでユーザーの手に反射したLED光の反射波形を、QuantumCoreの省メモリエッジAIソリューション「EdgeQore Lite」(デモ動画:YouTube)がリアルタイムに解析し、ボタン位置やジェスチャを認識する。

新製品は、「EdgeQore Lite」を用いて、マイコン上で6つのAIモデルのリアルタイム学習および推論を同時に実行でき、従来難しかった光学式センサーのみでの複雑な非接触UIを実現。カメラを使わないことで小型化や低消費電力、プライバシーへの配慮が可能。エッジ端末でのリアルタイム学習を活用し、自由度の高いレイアウトや新しいジェスチャの学習、ユーザーの手の癖などを簡単に覚えさせるキャリブレーション機能といった特長も備わっている。

不特定多数が触れるインフラ、民生、産業機器、医療機器など、幅広いUIを非接触化できるという。共同開発製品は「ITmedia Virtual EXPO 2021春 組み込み開発&エレクトロニクス・AI EXPO 2021 春」で披露される。