AIで業務分析し、アプリの近代化およびクラウド化を支援する

ITを活用して様々な物事をより良くしていく。DXすなわちデジタルトランスフォーメーションが、ニューノーマル時代の今、一層注目されている。企業では、クラウドサービスを用いて、既存システムの運用管理コストを低減したり、事業自体をもIT化したりすることへの関心が高まっているが――

業務アプリの刷新においては、人手による業務効率低下の原因分析、分析後の改善案の検討や、アプリ開発に時間とコストがかかる。そのうえ刷新後の業務を継続的に改善していく仕組みがない。これらが課題だという。日立ソリューションズは今月8日、自動分析、自動作成、業務テンプレートによって、継続的な業務改善を支援する「アプリケーションモダナイゼーション支援ソリューションfor Microsoft Power Platform」を発売する。

同支援ソリューションでは、ユーザーの操作ログや画面遷移からAIで業務プロセスを自動分析し、ボトルネックを特定するクラウドサービス「FortressIQ」を日本で初めて提供する。このサービスは「Microsoft Power Platform」との連携によって、分析結果から自動応答やデスクトップ上での定型作業用プログラムを自動生成するという。日立ソリューションズが、ユーザービリティに優れた画面とワークフローを実装した業務テンプレートを開発した。

当該テンプレートも活用することで、クラウドアプリへの刷新を短期間で効率よくできる。刷新後も、上記自動分析や、同社技術者によるコンサルや教育の実施など、PDCAサイクルを回していくことで、継続的な業務改善が見込める。顧客はビジネス環境の変化に柔軟に対応し、DXや働き方改革を実現できるようになるという。

同社はアプリ近代化とITインフラのクラウド化を両立させる、「ITモダナイゼーション支援ソリューション」にても顧客ビジネスを強力にサポートしていく構えだ。