クラウドを統合連携、データ管理に弾力性とさらなる拡張性を

各種産業および社会にIT(情報技術)が浸透しつつある。世界が大転換期を迎えている今、「クラウド」が一層注目されているけれど、レガシーシステムの近代化が難しい企業・団体もある。

顧客のITモダナイゼーションを、協同して加速するという。クラウド型統合プラットフォーム「iPaaS」のリーダーである米国Boomi(日本オフィス:東京都港区)は今月3日、AWSとのパートナーシップの拡大を発表した。Dell Technologies傘下にあり、AWSテクノロジーパートナーである同社は、Boomi Kubernetes Molecule on AWS Quick Startの提供を開始する。

AWSの顧客がエンタープライズデータの統合を通じて最新テクノロジーへの移行や、統合されたエクスペリエンスの提供を改善できるように支援する。Boomiはさらに、AWS PSPPに参加し、政府・教育・非営利セクターへの取り組みを強化する。AWSとのパートナーシップを通じて Boomiデータマネージメントにおける弾力性とスケーラビリティを拡充する。

Boomiは、顧客がBoomi AtomSphere™プラットフォームの使用を開始するプロセスを促進し、アプリケーションとイベント駆動型データ統合の設計と構築を始められるようにする。19年に発表したBoomi Molecule on AWSクイックスタートに続き今回提供する、上記Quick Startを使用することで、顧客はAmazon EKS上のBoomi Moleculeをデプロイする時間を大幅に短縮できるという。

実装に数日かかるだろう数百のプロセスを、数個のシンプルな手順で削減可能とし、1時間以内に導入できるようにする。顧客はリファレンスアーキテクチャと導入ガイドを利用しながら、両社の仕組みを導入して、スケーラビリティを活用できるようになるとのことだ。