オフィスの新常態、離れていても近くにいるような感覚で仕事ができる

オンラインコミュニケーションが増加している。昨今、職場の人間関係を潤したり、アイデアの種となったりする雑談やちょっとした会話の機会が減っている。車のステアリングに必須である遊び(ゆとり)さえ無くしてしまうようなニューノーマル(新常態)は事故のもとである――。

特にチームで仕事を進めていく際に重要となる濃密なコミュニケーションが困難になっているという。コクヨは、NTTドコモ協力のもと、「(仮称)品川NX」のラボ施設に5G設備を実装する。5Gを活用したソリューションの研究開発を通じて、ニューノーマル時代の新しい働き方を創出する。様々な課題に企業横断型でチャレンジしていくという。

今回その第一弾として、ドコモ、SBSCとの共同研究を開始した。同社はワークスタイルの変化に着目し、オフィス内で離れていてもつながっている体験がコンセプトの「近距離遠隔体験 ~ANYBODY ANYWHERE~」について、プロトタイプの構築および5G環境下での実証実験を行った。

6人がチームとなり各々オフィス内の離れた場所で業務を行う状況を再現。常時接続に対応するべく、画面分割や、複数デバイスを連携させることで視線を感じられるモード、さらには気配が感じられるモードなどの専用機能を実装したアプリを開発。そして、ソニーモバイルの5Gミリ波対応デバイス「Xperia PRO」から5G通信を経て、ドコモオープンイノベーションクラウドにダイレクト接続することで、高水準の低遅延環境を実現した。

「チーム同時にじゃんけんができる遅延レベル」を目標とした今回、チームメンバーが離れていても同じ部屋内で仕事をしている感覚を得られたことが確認できた。低遅延環境はオンライン会議で不可能だった複数人同時会話を可能とし、雑談などメンバー間で会話が弾むシーンが見られたという。全館5Gエリア化された施設内でさらに本格的な実証を進めていく構えだ。