人事課題解決型DXプラットフォームを構築し、行動変容につなげる

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査陽性者数が高止まりしている。現在日本でも、テレワークが強く推奨されているほか、あらゆる組織においてニューノーマルへの対応、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速、IT活用による既存業務の合理化や効率化が求められている。

これまで属人的で、分散管理されていた人事労務情報およびデータについては、コロナ禍をきっかけに、集約して一元管理するニーズが一層高まっているという。アドバンテッジ リスク マネジメントは、新たに「人事課題解決型」DXプラットフォームを構築し、今春より提供する。同社のサービス提供実績に基づく各種ビッグデータからのベンチマーク分析、認知行動理論など学術的エビデンスに基づくソリューション提供を強みとして――

心理学や組織マネジメントの専門家のサポートにより、行動変容に結び付く価値ある施策を実施できるという。新構築基盤「アドバンテッジDXプラットフォーム(仮称)」は健康データや勤怠・休業・復職等の人事労務情報を集約し、「見える化」する。各種集約データを専門的知見に基づいて分析し、組織や個人の課題を抽出。課題改善と成果に向けて、豊富な解決策の提示と実施のサポートを行う。

組織と各従業員のパフォーマンス向上を推進し、健康経営を実現する。同プラットフォームは、産業保健スタッフ用のデータ検索・条件抽出機能も有し、健康・働き方に関する個人指導などを支援し、業務負担を軽減する。従業員向けのマイページも実装し、従業員自身が心身の健康、仕事への取り組み状況や熱意等を把握し、解決すべき課題を認識できる仕組みだという。

春の第1フェースで「タフネス」、「ハーモニー」、「ヘルスケア」との連携および勤怠データの集約が可能とされ、データ比較/クロス集計等が実装される予定。その後はタレントマネジメントなど他社システムとの連携も強化されていく。