情報通信
散在データをまとめて活用、業務の自動化や迅速な意思決定につなげる
DX推進やデータ利活用の取り組みが注目されている。昨今、企業ITユーザーでは、要求されるデータの粒度が細かくなり、かつリアルタイムでそれらを処理することが求められているという。
NTTデータ、スノーフレーク、Qlikは13日、クラウドデータプラットフォーム活用促進に向けた協業を発表。「Snowflake×Qlikデジタルデータカップリングon A-gate」ソリューションの提供を開始した。社内外に散らばった多様なデータ（素データ）をリアルタイムに統合・蓄積し、加工・分析・可視化・配信までの一連のプロセスを管理可能とする、同ソリューションにより、ユーザーは一層スピーディーかつ最適なコストでのサービス提供ができる。
顧客業務の自動化・効率化、迅速な意思決定による収益増加に寄与するという。同ソリューションは、Qlikのデータ統合・データアナリティクス製品等と、スノーフレイクのクラウドデータプラットフォームとのセキュアな連携を通じて、AI・データ活用を起点にビジネスの成功と、あらゆる組織のデータドリブン対応を国内外で加速することを支援する。
SAP基幹システムやSaaS型CRMシステムに分断されて眠っているビジネスデータを、Qlikデータ統合製品を活用しリアルタイムでSnowflake上にデータカップリング（連携・統合・蓄積）し、加工や分析――。DXおよびデータ活用の促進を支援する。クラウド上に集約した明細データを、協力会社や顧客などとも活用できるデータ・配信基盤へと昇華させる。
データ連携のボトルネックとして一般的に挙げられる、大量データにおけるデータ加工（ETLツール等）時のパフォーマンス劣化や、バッチプログラムの処理遅延等の課題解消、クラウドデータウェアハウスへ移行する際のコストの抑制に寄与ないしコスト最適化を実現する。同ソリューションのベストプラクティスの提供も行うという。