それに対応してくださっている医療機関(全国総病床数の3%。出所:日本経済新聞)においては特に、COVID-19患者受け入れ急増に伴い、医療従事者のコロナ感染リスクが格段に高まるなどして、危機的な状況が続いているうえに逼迫度合いが増している――。いま、医療従事者を守るとともに、院内クラスターの発生や医療崩壊をくい止める環境整備は急務だという。
キヤノンMJは、COVID-19から医療従事者を守り、感染拡大防止を支援する"医療機関向け遠隔モニタリングパッケージ"を1月中旬より提供する。同社はこれまでに、ニューノーマルなオフィスの密回避や、非接触の遠隔業務支援などのソリューションを提供していて、今回、コロナ禍における病院や診療所などの医療機関において、ネットワークカメラの映像を活用し医療従事者の安心安全を守り、感染拡大防止を支援する、しくみ作りに貢献する。
感染病棟・病床遠隔モニタリングパッケージは可搬タイプと常設タイプを用意。患者の容態とバイタルモニターなどの状態を映像で遠隔モニタリングし、双方の接触を最小限とすることで、医療従事者の感染リスクを軽減する。小規模病院や診療所向けの待合室混雑状況配信パッケージでは、来院患者へリアルタイムで診療所の受付や待合室の混雑状況を映像配信することで、密回避を促すとともに安心して来院できる環境を提供する。
濃厚接触者早期特定パッケージでは、院内感染が確認された際に、病棟内の複数カメラ映像からコロナ感染症患者を迅速に抽出し、濃厚接触者の早期特定を可能にする。更なる感染の抑止と防止を支援するという。