証跡管理ツール×AI顔認識、テレワークを一層安全かつ効率的に

働き方改革の文脈で大企業を軸に「テレワーク」が認知されていた。日本でも、新型コロナウイルスが猛威を振るい、その感染防止策として、テレワークは組織規模の大小を問わず急速に普及した――が、多くはにわか仕掛けゆえに、セキュリティへの不安や、生産性が低下したといった声があがっている。

そのような企業においては、人の目が届いていないことで従業員の勤務実態の把握が困難だとするほか、第三者の覗き込み、スマホカメラによるPC画面撮影すなわち情報漏洩といった、テレワーク環境固有のリスクが課題になっているという。エンカレッジ・テクノロジは、企業の働き方改革をサポートするモニタリングツール「ESS REC NEAO」の機能強化版を来春を目途に出荷開始する。

10年連続で国内市場シェア1位(ミック経済研究所調べ)を獲得したシステム証跡監査ツール「ESS REC」をベースに、事務・オフィス業務における監視・モニタリングを行うことを目的に最適化したソリューションである、「ESS REC NEAO」は、コンピュータやDaaS(仮想デスクトップサービス)環境に適用することで、操作内容を一元的に監視・記録し、業務内容の把握・作業ミスや異常の察知、セキュリティリスクの低減などが行える。

その最新バージョンでは、新たにPCの内蔵カメラや外付けカメラに映る画像を取得する「カメラセンサー」を追加。"一定間隔でカメラに映る画像を取得し人の顔を認識"、"在席・一定時間の連続離席や他者の覗き込みを検知しアラート発信"、"AIの解析による高精度な顔認識"、"記録データ再生時のプライバシー保護機能"といった特長により、テレワーク環境ならではのリスク低減に貢献し、よりセキュアにそして生産性の向上も実現する。

個人情報や機微情報を扱う業務の在宅化にも役立つという。上記機能群は来春、上位エディション「ESS REC」の新版にも搭載される。