ステーキハウスにて、自律走行ロボが上げ膳据え膳のお手伝い

「肉が食べたい!」となる。菜食主義者でない人は、新型コロナウイルス禍中に自粛生活を送っているとなおさら、どうしても、無性に、肉が食べたくなる。分厚いステーキが食べたい!けれどコロナが怖いといって、感染症対策をしっかりしてくれているあの店であっても、足が遠のいていないだろうか。

今月8日、NECネッツエスアイは、アトムが全国展開している「ステーキ宮」にて行われる、ロボットによる配膳・下膳業務の実証実験に、自律走行型配送ロボット「YUNJI DELI(ユンジデリ)」を提供したと発表――。12月21日まで、ステーキ宮 戸塚平戸店において、店舗内全テーブルを対象に、顧客着席時の水の配送と顧客退店後の皿やグラスの片付けに同ロボットが活用される。

ステーキ宮は、ウイズコロナ時代にも顧客に安心安全な環境を提供できるよう、様々な対策を講じてきた。そしてこの度さらなる対策、顧客の衛生面・精神面への配慮として、人と人とが接触しないロボットでの配膳及び下膳業務を実証する。サービスレベル(感染症対策としての心理的負荷軽減や体験価値の提供他)および運用性(機動性、積載量、人との共存、業務効率化など)の評価を実施する。

「前後両方向に走行が可能で、Uターンなどの切り返し不要」「最大50kgまで積載可能で大容量のスペース」「磁気テープやマークが不要で、空間・障害物を認識し目的地まで走行」といった特長を備えたユンジデリを提供する同社は、各種ロボットを取り扱ってきたノウハウや知見を活かして、自律走行型配送ロボットの最適な運用方法、評価項目の提案、導入作業、運用サポートを行う。

今年6月に策定した「ニューノーマル宣言」に基づき、上記実証実験の成果をもとに、更なる利便性や業務効率の向上に貢献すべく、店舗における各種システムとの連携等を推進し、ロボットを活用したニューノーマル時代の新たな働き方の実現に寄与していくという。