IoT×AI、画像に特化したプラットフォームでDXを加速

IT(情報技術)の浸透による各種産業および社会のしくみのデジタルトランスフォーメーションがこの国でも進む。昨今、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」と、様々な仕組みをスマートにするAIの活用が、教育や医療・介護ヘルスケア分野にまで広がりつつある。

今月6日、コニカミノルタは「FORXAI」の提供を開始した。同社の強みであるイメージング技術をベースに最新のIoT、AI技術を融合させた、顧客やパートナーと共に社会のDXを加速させる画像IoTのプラットフォームだという。FORXAIは、顧客の求める環境に合わせ、エッジデバイス、エッジサーバ、クラウド上で動作するソフトウエア群で構成――さまざまなサービスが届けられる。

課題解決に最適化可能なIoT・AI機能(リモートデバイス管理・データ収集・アルゴリズム更新等、および画像AIアルゴリズム・アクセラレーター)と、その開発環境としてAPI/SDKを提供。各社のデバイスや顧客情報管理システムと接続することで、画像IoTソリューションを迅速に構築可能となる。同プラットフォームは、人行動解析、検査、計測、診断の領域において、独自の画像認識技術を活かし、AI処理を高速かつリアルタイムに実現する。

画像、光学、材料、微細加工のコア技術をベースにしたイメージング技術と、最新IoT/AI技術を融合させた。FORXAIの技術はすでに農業や医療、介護、工場・プラント、店頭マーケティング等、社会の現場で活用されている。非接触・遠隔モニタリングによってみえないモノとリスクを可視化し、データ蓄積・解析による予知を行い様々なワークフローにおける課題を解決して、安心安全な社会の構築に寄与するという。

ニューノーマル下に世界で働くプロフェッショナルや人々へ安心安全な環境を届ける商品とソリューションにより、同社は事業を持続的に成長させ、人間社会の進化に貢献していく考えだ。